本のラッピングを初めてさせていただきました。
星野道夫さんの『旅をする木』というエッセイ集です。
本の贈り物って素敵ですね。
贈る方が特に伝えたい文章がありました。
「もうひとつの時間」
ある夜アラスカの氷河の上で、友人と今にも降ってきそうな星の下で話をしている。
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
例えば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。
もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるか?って」
「写真を撮るか、もし絵が上手かったらキャンパスに描いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・・
その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」
この文章を読んで私もとても感動しました。
深いですね・・・。
この伝えたい文章のところにドライフラワーを挟みした。
とてもお世話になった方で、お渡しするときにとても緊張するとはじめおっしゃっていたのですが、
ラッピングしたものを見て、渡すときの緊張が楽しみに変わりましたと・・
こんな嬉しいお言葉をいただきました。
贈られた方にも喜んでもらえてるといいな・・